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社会就労センター(障害者支援施設) 明朗塾 目 次
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1 個人情報保護法(個人情報情報の保護に関する法律案)とは1−1 個人情報の保護に関する法律案まず初に、個人情報の保護に関する法律案を理解するために必要な基本原理を記述する。
この基本原理は、法の基本理念は個人の保護にあることと、それを取り扱う組織がどのようにしたらよいのかを簡単にまとめたものである。これを基にこの法律を理解してくのが、現段階ではベストな方法ではないかと考える。 法の基本理念は個人の保護にある。 公布 平成15年5月30日 全面施行 平成17年4月1日 目次
附則 適用を受ける事業者は、保有個人データの取扱量によって決められている。適用事業者は6カ月間継続して保有する個人データ(保有個人データ)を月に5000件(人)以上所有する事業者である。 1−2 個人情報保護法の民間に対する個別法部分(第十五条〜二十九条)
個人情報保護法を違反したらどうなるか。 1 個人情報保護法に基づく効果
2 人格権・民法・商法等に基づく効果
民間に対する個別法部分のポイントは、十六条の「利用目的による取扱制限」に8割はあると断言できると、個人情報保護法のセミナーで講師をされていた弁護士の稲垣隆一先生はおっしゃられていた。 対応すべき法律(個人情報保護法の他に) 個人情報保護法
地方公共団体の条例への準拠 上記以外の法律
国際法的視点(なぜなら外国人の顧客がいる場合は、その国の法律が適用されることがあるため)
個人情報保護法には、このように多くの関連する法律がある。企業は、これらの法律も遵守しなければならい。 個人情報保護法に関する見解 『この法律は、政府、企業、マスメディア等のためにあるのではなく、「個人」が自らの情報をコントロールする権利を持ち、それを行使することで、不当な圧力などから自身や家族を守り、最低限の平和な生活を送ることができるようにしようというものだ。別の言い方をすれば、デジタル化された個人情報が一人歩きする社会において、個人に最低限の武器を提供するということである。文中にあった、不当な圧力は、何も犯罪組織などから来るということではなく、政府や企業やマスメディアによるものもある。どちらかと言えば、犯罪組織から来た不当な圧力の方が対処はしやすい。なぜならその場合には、警察に訴えればよい。不法な場合が圧倒的に多いからである。しかし、政府や企業やマスメディアから来た不当な圧力に対しては、ライフラインが絶たれる可能性や事後救済等が困難な場合があるので、どちらと言えば後者の方が怖いと言える。 1−3 個人情報保護法の施行前から取得している個人情報等の取扱い まず、ここで確認しなければならないことは、個人情報とは何かということである。 15 利用目的の特定 施行後に取り扱う個人情報に適用する。施行前から取り扱っている個人情報には施行日に利用目的を特定する義務がある。 16 利用目的による取扱制限 施行後に行う個人情報の取り扱いに適用する。施行前に行った取り扱いには適用しない。施行前から取り扱っているものは施行日の利用目的で制限する。 17 適正な取得 施行後に取得する個人情報に適用する。施行前に不正取得したものには適用しない。 18 取得・変更時に利用目的等を通知・公表・直接取得の明示 施行前に取得した個人情報には適用しない。但し施行後に保有個人データとして取り扱われるときは24条による公表の義務がある。施行前に同意があれば施行後の同意とみなされる。 19 正確性の保持 20 安全管理措置 21 従業者の監督 施行後に取り扱う個人データに適用する。施行前の個人データについては取り扱いがなければ適用しない。施行前に取得した個人データでも施行後に取り扱うときは適用する。 22 委託先の監督 施行後に取り扱う個人データの取り扱い(入力等)を帰宅するときに適用する。施行前に取り扱いを外部委託した個人データに対しては適用しない。 23 第三者提供の禁止 施行後に取り扱う個人データの第三者提供に適用する。施行前に既になされた第三者提供には同意を得る必要はない。 24 保有個人データの公表 施行後に取り扱う保有個人データに適用する。施行前からの個人データは施行日から数えて政令で定める期間保有して初めて保有個人データとなる。 25・26開示・訂正等 施行後に取り扱う保有個人データに適用する。施行前から有する個人データは施行後にも保有個人データとなるときに本人の請求の対象となる。 27 利用停止等 施行後に取り扱う保有個人データに適用する。施行前に不正取得された個人データは、施行後に17条違反とならないので本人の請求の対象外となる。 個人情報保護法の適用を受ける場合(受けなくても遵守する場合)には、今後施行までに仕事の洗いだしを行い、個人データを保有個人データ(継続して6カ月間以上所有する個人データ)するか否か検討する必要がある。明朗塾においては、ケース記録等の顧客情報、家庭状況調査表に記載されているご家族の情報は保有個人データとなる。 1−4 漏洩事故を防止するための安全管理措置(しかし事故は起きる) 上記にも前述したが、20条安全管理措置・21従業者の監督・22委託先の監督は具体的義務であり、これらを怠り漏洩事故等が起きてしまった場合には、監督不行き届きで民事上の責任が発生する。しかし、この法では安全管理措置の内容・方法は示されてはいない。法で具体的に要求事項を示されればやりやすのだが、組織の自主性にまかされるとなると、その内容・方法の選択には細心の注意が必要である。現段階で信頼が置け、各企業で取り組んでいるシステムにISMSやPマーク制度があり、その要求事項で安全管理措置を行うのがよいのではと考える。 ここでいくつかの事例をご紹介する。 顧客情報漏洩事件(2003年3月)うちの会社だけが例外でありうる根拠はどこに?
このように、連日、顧客情報流出事件は続発している。もう他人事ではない漏洩事件もし本当に起きてしまった場合にはどうなるか、具体的な例をあげてみることにする。 宇治市情報漏洩事件 漏洩内容
損害内容(大阪高裁平成13年12月25日判決)
ローソン事件 漏洩内容
損害内容(いまだ訴訟には至っていない)
この代表される二つの漏洩事件では、組織にとって莫大なる損害を与え、社会的な信頼さえも失ってしまう可能性がある。現に情報セキュリティの面では1度漏洩事故が起きてしまったら信頼を取り戻すことはできないであろう。 |
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2 情報セキュリティマネジメントシステムとは2−1 情報セキュリティマネジメントシステム=ISMSとは ISMSとは、冒頭に前述したが、組織の「情報資産」明朗塾でいう「顧客情報」の安全性をできる限り高め、災害やシステムクラッシュ、不正アクセス、意図的な社外漏洩、改竄などの脅威、慢性的なリスクから守り、情報の機密性、安全性、可能性を継続的に確保・維持するためのシステム確立を目指すものである。特徴的なことは、民間主体で普及が進んだISO9000・14000シリーズとは違い、経済産業省が情報セキュリティ政策の一環として位置づけていることにある。 表1 ISMSの規格の種類
(http://www.teri.tohmatsu.co.jp/service/security/infosecu.htmlより転記) 2−2 ISMS認証評価制度の要求事項ISMSには、18項目の要求事項と36項目(小分類では127項目)の詳細管理策がある。要求事項は、ISO9001等と同様に認証取得をするためには、必ず実現しなければならない。しかし、36項目(小分類では127項目)と多い詳細管理策はリスクの管理策が詳細に述べられている項目であるので、すべて実現する必要はない。
大分類毎(?Y4〜?Y7)に簡単な説明を加えるが、すでに明朗塾で構築、運用しているISO9001との関連性は多く、すでにシステムは根付き、ノウハウを得ているものと思われる。 ?Y4 情報セキュリティマネジメントシステム PDCAの情報セキュリティマネジメントシステムの構築、運用を要求している項目である。あわせて、文書管理、記録の管理(ISO9001共通)の要求もある。 ?Y5 経営陣の責任 最高経営層(トップマネジメント)が、誓約すべき7つの要求事項を定めている。経営資源の投入、教育訓練、力量アップも最高経営層(トップマネジメント)の責任において行うことになっている。 ?Y6 マネジメントレビュー C(チェック)の部分での要求事項である。情報セキュリティマネジメントシステムの中で、最も重要なチェックとして、最高経営層(トップマネジメント)が定期的にシステムの見直し(再評価)をすることを要求している。他にも内部監査の要求事項も含まれる。 ?Y7 改善 A(対策の実行)の部分での要求事項である。定めた目標の未達や事故等に対する再発防止・予防を要求している。 上記で、認証取得するためには必要な要求事項を実現しなければならないことを前述したが、その要求事項の実現とあわせて詳細管理策の選択をしなければならない。規格では、「WHATなにをすべきか」の規定はあるが、「HOWどのようにするか」についての規定はされていない。「HOW」に関しては企業の自主性に委ねられている。 【ISO9001・ISO140001との関連(表2)】 ISMSとISO9001、ISO14001はともにマネジメントシステムのグローバルスタンダードである。最高経営層(トップマネジメント)が設定した目標を全職員で達成するためのシステムの構築や実施及び運用は同じである。だだし、目標の内容(目指すべき目的)が異なる。ISO9001は「顧客満足を実現するための目標」、ISO14001は「企業の社会的責任(CSR)を果たすための目標」、そしてISMSは「情報セキュリティリスクの低減を図るための目標」といえる。ISOのマネジメントシステムを導入済み、取得済みの企業は、既存のマネジメントシステムをそのまま活用することが、ISMS認証取得作業の重要なポイントであるといわれている。いわゆる統合マネジメントシステムとしての運用をねらいとしている。
明朗塾においては、すでにISO9001を認証取得し、ISO14001についてもすでに8割がたは構築されているといえるだろう。そこに目的こそ違うが、共通項の多いISMSを加えても当然の事ながら、大きな混乱は来さないであろう。やはり明朗塾での導入も前向きに検討する必要があることは、前述した個人情報保護法の対応や情報セキュリティ面での充実を図るためには必要なのは明白ではないでしょうか。 2−3 ISMS認証取得への流れ(構築事例紹介)ここでは、財団法人日本情報処理開発協会(通称JIPDEC)の資料(ISMS構築事例集)を基に、明朗塾と同じようにISO9001とISO14001を先に取得しその後ISMSを取得に取り組んだ企業の事例を紹介する。その企業は業種こそ違え、従業員数やISO取得状況が類似するため、とても参考になるものと思われる。事例を紹介する前に簡単な構築への流れを記述する。 【ISMS認証取得の流れ】 ISMS認証取得の流れは、推進担当者の立場で見ると大きく6つの段階(フェーズ)に分けられる。
次のISMS取得事例は、この上記の流れに沿って紹介するが、取得された企業が特定できない程度に用語等は変えている。 【ISMS取得事例】 1.会社概要 株式会社 〇〇〇〇研究所 2.計画 ISMS導入経緯
経営戦略上の情報セキュリティの位置づけ
経営陣の構築・運営への参画
構築及び認証取得に要した期間
認証取得までにかかった概算費用
情報セキュリティ強化投資内容
ISMS構築準備 推進体制の整備
社内コンセンサスの醸成
3.枠組みの構築 情報セキュリティポリシー
適用範囲
リスクアセスメント
不採用とした管理策
ISMS文書の作成
4.ISMSの運用 運用組織体制
ポリシーの周知方法
社内教育
構築後のセキュリティ事故
内部監査の組織体制
マネジメントレビュー
PDCAサイクル
5.事例のまとめ 認証取得のメリット
ISMS構築による変化
ISMS構築の成功要因 1) 標準化 手順書、調査票、ワークシートで標準化を図った。
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参考引用文献(資料)
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