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  4. 手話講座の取り組み

手と表情で伝え合う言葉

~手話講座の取り組み~

 皆さんは“手話”と聞くと何をイメージするでしょうか。「難しそう」とか「聴覚障害者が遣う言葉」とか「テレビ画面の端の方に円く映っている」等、様々なことを思い浮かべると思います。それでは、“聴覚障害”と聞いて何をイメージしますか。「音が聞こえない」とか「声での話すのが難しい」等、様々なイメージがあると思います。私は、聴覚障害の方と触れ合う機会が多く、学生時代は手話や手話通訳について学んでいました。最初は難しく、なかなか自分の手話が通じないことで落ち込むことがありました。しかし、次第に通じるようになると、会話や視野が広がり、自分の将来の進路を考える際の大きなポイントになりました。社会福祉法人光明会に就職した今でも聴覚障害の方と関わることがあり、私が福祉の道を志す原点を忘れずに仕事に取り組んでいます。

手話講座の様子

 佐倉キャンパスでは、以前から他者理解という観点から手話講座を午後のプログラムとして実施していました。その中で、簡単な単語や挨拶は勿論、健聴者とろう者との文化の違いや言葉のニュアンスの違いなどをお客様にお伝えしてきました。普段なかなか聴覚障害の方と関わる機会はないと思いますが、就職した先や地域などで聴覚障害の方と関わることがあった場合、簡単な挨拶や表現でコミュニケーションが取れれば、お互いに理解し、支えあっていけるのではないかと思っています。

八街吹奏楽フェスタの様子

 平成29年度からは、就職するなら明朗アカデミーの4キャンパス(成田キャンパス、佐倉キャンパス、八街キャンパス、白井キャンパス)で月に1度、定期的なプログラムとして手話講座を行っています。簡単な手話単語が中心ですが、平成30年2月に行われた八街吹奏楽フェスタの手話ソング「翼をください」の手話表現を学び、当日多くの聴衆の前で成果を発表することが出来ました。最初は、手話表現に慣れていないこともあり、手話を覚えることが難しいようでした。特に、表現が似ている手話を覚えることに皆さん必死でした。しかし、何度も練習を重ねることにより、少しずつ正しい表現が出来るようになっていきました。現在では手話講座が2年目に入ったということもあり、少しずつですがスムーズに表現が出来るようになった方もいらっしゃいますし、手話に興味を示してくださる方もいます。その気持ちを大切にし、プログラムの内容を考えています。
 これからも、手話講座では簡単な手話表現は勿論のこと、聴覚障害者の世界・文化などについても触れ、他者理解を深めるきっかけになればと思い、講座を進めていきます。

(文責 指導員 藤井佳奈)