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地域共生社会の実現にむけて

佐倉市社会福祉協議会 髙橋将紀氏

 髙橋将紀氏は、淑徳大学大学院を卒業後、佐倉市社会福祉協議会へ入職。入職後は、人事交流で千葉県社会福祉協議会に赴任し、コミュニティソーシャルワーク(地域づくり企画、運営業務)、福祉教育を推進する業務に携わってきました。その後は、佐倉市生活困窮者自立支援事業の主任として、生活困窮者の相談業務に携わり、現在は佐倉地域包括支援センターで地域住民の自治活動を支える業務に就いています。

新たな地域包括の概念

 地域共生社会とは、高齢者・障害者・子など全ての人々が、1人ひとりの暮らしと生きがいを、共に創り、高め合う社会と厚生労働省が定義する新たな地域包括の概念である。

地区社会福祉協議会の活動について

 佐倉市は14の地区に分かれており、それぞれの地区社会福祉協議会が、住み慣れた地域の中で、住民同士が助け合い、支えあって暮らしていくために、サロンのような交流の場づくりや支えあいサービスなどの様々な活動を行っています。これらの地区社会福祉協議会は、福祉委員を中心としたボランティアの方々で構成されています。

見えているようで見えないこと

 地域共生社会は地域住民のためにはなくてはならない仕組みではありますが、いくつかの課題を抱えています。まず、地域住民が不足している社会資源に気づいていないこと、地域で起こっている孤立や貧困に周囲の人が気づかないことです。メディアで流れているニュースやドラマの中の話ではなく、実際に周囲で起こっていることなのです。困っていることをイメージすることができずに、いざ自分が困ったときに利用したいサービス、相談したい人がわからないという状況になります。そうなると状況がどんどん悪化していきます。自分のすぐ近くに困っている人がいるかもしれないと、ひとりでも多くの人が気付くことで助かる人もいるはずです。

地域に興味を持ってほしい

 地域の中で困っている人がいること、困っている人を助けられる仕組みがあることを広く知ってもらいたい。2025年には、後期高齢者の数がピークに達すると言われている昨今では、ますます地域で近隣で助け合うことが必要になってきます。ぜひ、地域に興味を持って生活してほしい。

(文責 主任生活自立支援担当 平川智則)